低山ハイクに挑戦! 旧・西那須野町「二つ室岳」に登る 

里山

いわゆる「低山」は丘のような緩やかな傾斜であることから

ニュータウンとして住宅が立てられることが多い。

この「二つ室岳」も

西側と南側、おおよそ山の半分は削られ、住宅がぎっしり立ち並んでいる。

数年前に仕事で行き来していた頃は

まだポツリとしか家が建っていなかったけれど

久々歩いて、驚いた。

山の西側、常盤が丘の向かいからアタックしてみる。

住宅が切れると

北側に眺望が開ける。

高圧鉄塔が頭上に近づく。

まだ空き地になっていたが

この先の林の中に「山頂」があるようだ。

端まで歩いてみたが

残念ながら道は無く、崖を駆け上がることは出来なかった。



・・・なので

山の周囲をめぐって

登山道をさがすことに・・・

住宅地を南側に「下山」すると

山に通ずる「登山道」らしきあぜ道を見つけた。


もちろんアタックしてみる。

順調に登れると思いきや

途中で道は途絶えた。

しかたなく右側の「歩きにくい林のなか」へ・・・

横に伸びる枝

堆積する枯れ葉

そして

落とし穴のような亀裂・・・


見た目以上に歩きにくい。


けっこう広い林の中で

1つの小さな「三角点標記」を見つけるのは至難の業である。

光に反射して色がわかりにくい「葉」のなかから「石杭」を目を凝らしてひたすら探し歩く。

あっ、この先は崖だ・・・

そんなこんな平らになった広い空間を歩き回ること数分。

やや盛り上がった部分を進んでゆくと・・・

「あった!」

・・・

みなさんは、四角い石でできた「三角点」の石杭が土から顔を出しているのがわかりますか?

この画像の目線で

三角点を見つけました。

これが三角点。

いわゆる「二つ室岳」の山頂、ということになる。


以前は「山名板」が取り付けてあったらしいけれど、造成の際、取り外されたのかもしれない。

山頂からの眺め。

北西側、JR宇都宮線東北新幹線が見える。


この三角点も

再び住宅地造成が始まれば

やがては消えてゆく。

二つ室岳の山頂も

やがては別の場所に変わって行くかもしれない。


☆二つ室岳(ふたつむろだけ)

☆三角点標高 250メートル。

☆登頂時間(片道) 約10分。

☆登頂日 1月29日。