ゴールデンウィーク特別企画  低山ハイクで日本一? ① 2012.05.05

GW後半。

記憶には新しいが「天気は最悪」であった。

雨が降り続け

3日、4日とも僕は歩くことが出来なかった。

5日。

ようやく晴天に恵まれ

いざ歩こう・・・と思うが

すでに時間は過ぎて

長距離ウォーキングは不可能になっていた。

そこで考えたのが

低山ハイクであった。


もちろん、低山ハイクには「先駆者」がいて

僕はそれを参考に歩いている。

だけど

先人は

「登ったこと」が満足であり

登る途中の過程はあまり気にしない。

だから

これから登る人には情報が少なすぎるものが多い。


僕は

ブロガーとして

できる限りリアルに伝えたい。

そこが違うところだと思う。


今回のターゲットは

塩谷町にある山。

標高は300メートル台の

小さな山である。

登山口発見。

クルマは南側、道路の広い空きスペースをお借りした。


不審者に思われないように

今回は隣接する民家の方に声がけしてからのスタートである。

「山の主が手入れしていないから、道は荒れていると思いますよ」とは民家の方。

登山口周辺は民家の方が草刈をされているそうだ。

前日までの雨の影響で

道は湿地帯のように水がたまっていた。

念のため履いてきた防水対応登山靴が役に立つ。

いよいよ左に折れ山に入る。

階段などはなく

泥のぬかるんだ道がタテに延びる。

林の中で道を失う。

さっきまでの道は右にそれ、明らかに山頂とは相反する方向に向かっていた。

さぁ、どうしよう・・・

道なき勾配をゼエゼエいいながら登ると

尾根らしき稜線を発見。

36パーセントという勾配を無言で登りきると

尾根は、幅の広いゆるやかな道になっていた。

助かった。


息を整え、最高点付近に来ると

穴がたくあんある岩にたどりいた。

この時点では山頂をあらわすものはなにも確認できなかった。

GPSを頼りに

結局、この岩をよじ登り格闘すること数分。。。

よっこらしょっと・・・

あっ

ありました・・・

ゴツゴツした岩のてっぺん。

三角点をまず発見。

頂上は1畳くらいの狭いスペースであったが

振り向けば、木の枝に山頂プレート発見。

・・・そう

ここは「富士山」。。。

「ふじやま」と呼ぶらしいです。

塩谷町の富士山。

無事、登頂です。

西側に眺望があり

男体山もくっきり見ることができました。

下界に見える道路は国道461号線バイパス。

バイクの走行音がここまで聞こえます。

結局

25分かかりました。

道がない、というのはつらいです。

今年の初めから続けている低山ハイクのなかでも

難易度は高い山でした。

このあと下山するのですが

富士山、恐るべし、ですよ。