日光・男体山「登拝講社大祭」の日に。 2011.07.31 男体山・雨の山頂へ ③

もうフラフラだった。

写真を撮る気力もなかった。


雨は容赦なく降り注ぎ

僕の体を冷やしてゆく。


歩く足も重くなるばかり・・・

9時22分。

九合目。

避難させていたザックからカメラを取り出し

濡れないように写す。


前にも後ろにも

誰も気配がない。


六合目から鳥の鳴き声は聞こえたりするが

ここでは

僕を励ましてくれる者だれもいなかった。


意地、でもなかったが

体は自然と頂上に向けてひたすら歩いていた。


「座ってしまえば動けなくなる」

過去の経験でそれはわかっていた。

だから

無意識に

体は前を向いていた。




そして・・・

9時54分。

雨が降り

視界がままならない状況のなか

男体山、制覇。

いつもなら両手をあげて絶叫するのだが

とにかく「屋根のある場所」に避難したかった。

奥宮、到着。

まずここで濡れた体を拭く。

右の「社務所」にはお祭りのため神社の方が3名くらいいる。

入れてもらえる・・・わけがない(笑)



しかたなく右手脇にある「あずまや」で雨宿り。

茨城県から泊まりで登りに来た、という先客の男性と話しをしながら

濡れてヒンヤリしたウェアを着替える。

「あずまや」から「本当の男体山の最高標高点」方面を眺める。

霧でよくみえない。

けど行かなくてはならない。

10時23分 本当の山頂に到達。

雨のなか記念撮影。

山頂から奥宮方面を望む。

中央の緑の木の「左上」に「あずまや」がある。

上の建物が奥宮。

あずまやでランチをした後

雨が止んだので


山頂付近を散策。

すると

奥宮の先に「ロープ」でくくられた道が・・・

11時18分。

峰の先端に「太郎山神社」はひっそりありました。

賽銭箱は盗難防止のためかなかったので

登頂の御礼だけを伝えて

下山口へ。

あっ、そうそう

「良縁の鐘」なるものがあったので

記念に鳴らしてきました(笑)

11時23分。

あっという間の山頂休憩・約80分。

下山します。



霧はさらに深くなっていましたが

雨は止んでくれています。

下りは


上りで撮れなかった写真を

がんばって収めたいと思います。


ということで

さらに続く。