日光・男体山「登拝講社大祭」の日に。 2011.07.31 ⑤ 男体山・初登頂後の下り 

今思えば「軽い高山病」にかかっていたのかもしれない。

初めての2400メートル到達。

雨による不快指数の高さもあっただろうが

そこは空気がやや薄くなる標高。


頭が重くなったこと


呼吸が荒くゼイゼイ言っていたこと・・・


「根性論は危険」だが当時の僕は「強い気力」だけで歩いていた。

「よっこいしょ」

大きな岩を下るのは疲れる。

「手書きの」7合5勺(7.5合)

12時20分。

とにかく長く感じた。

先は長い。

上りでは気づかなかった「救護所」の案内。

これは「深夜0時」からのもので、いまはロープが張られ利用することは出来ない。

7合目の避難小屋。

12時30分。

後からきた2人に先を譲る。

「木になるしずく」

思わず目に飛び込んできた。

初めは「雨に濡れたクモの巣」に見えた。

けれど違った。


木から新芽がたくさん伸びていて

絡まった水滴が輝いていたのである。


何度もブレてしまって撮り直し。


実際はたくさんあって

とてもキレイだった。

「木になる、気になる宝石」もよう・・・

「モフモフとカエル」

初めはハートに見えた。

けど

だんだんカエルに見えてきた。

たくさん群生しているなかの一葉。

一瞬の暗闇から。

あの先に待っているものは・・・

13時10分。

6合目を越えてようやく平坦な道へ。

13時24分。

5合目を通過。

そして・・・

13時48分。

4合目の鳥居をくぐり

工事用道路へ

業者さんがお祭り用テントの設営をしていた。

先ほどの「救護所」に向かう医療関係者のクルマとすれ違う。

計3台。

やはり医療チームは登山道は登らない(笑)

工事用道路の途中で再び登山道へ。

14時18分。

3合目通過。


疲労度は半端じゃなかった。

ただ

助けてくれる人は誰もいなかった。

トイレをガマンしながら

ゴールを目指す。


1回の写真は10枚までなので

あともう1回・・・

続く