低山ハイクに挑戦! 旧・黒磯市「成功山」に登頂成功!  2012.02.11

地元でも「知る人ぞ知る」物件。

それが「成功山」である。


那須塩原市、もとの黒磯市鍋掛地区にある「ごく普通の丘」。

別荘のような分譲地があり、誰がそこを目指そうとするのか・・・

そんな場所である。


旧・黒磯市営バスのころは「成功山」にバス停があったが

那須塩原市になって路線の見直し後、路線廃止とともにバス停は消えた。


国土地理院の地形図にはちゃんと載っている「公式な」山。

低山ハイカーには避けられない物件である。


僕はいつものように気楽な考えで目的地へ向かった。

分譲地の入口。

森に囲まれた閑静な住宅地。

無論、成功山なんて案内は一切ない。

ちなみに左は住宅地へ、右は・・・どこに行くのかな???

ということで右を歩いて進む。

アスファルトはすぐに消え

林の中に「参道」らしき直線の空間が広がる。

この先に見える「小高い丘」に通じているようだ。


あっ、あった・・

成功山神社。

先人たちは必ずここから「登頂」を目指していた。

神社を過ぎて丘を下ると・・・

モグラさんがお出迎え。。。

振り返ると

こちら側が神社の「正面」に当たることがわかった。

僕は「裏口」からお邪魔した模様。。。

神社の丘をぐるっと周回し

分譲地に出ると

いよいよ「山頂」があると思われる高台へ向かう坂を登ってみた。


ここから「迷走」が始まる。


コンパスもなく


頼るのは「自分の勘」だけ。


住宅地を右へ左へ行ったりきたり。


人に尋ねるにも誰もいない。。。


「このままでは不審者として通報されるかもしれない。。。」


不安はあせりへとつながる。


「けど、ここまで来た以上、収穫なしはごめんだ」


僕は冷静になり


林の中を一歩一歩確認しながら歩いた。


20分以上さまよったことだろう。

パトカーが来なかったのは「奇跡」とでも言えよう。

このあたりが「最高点」であることを確信して

いざ

目を凝らし

足を忍ばせ

「私有地」にかからない林の中を探索開始。


迷ったら道に戻る。

この繰り返し。


三角点の石杭は

枯れ葉のじゅうたんには目立たないもので

場所によっては埋まって隠れていることもある。


あせる

あせる・・・

あああった・・・・

道路が見えないくらい林の奥まで来ていた。

三角点、発見。

そして・・・

成功山。

標高273.9メートル。

無事、登頂。。。



この成功山。

道路と三角点の間には

やはり私有地の表示があった。


もう

ここにはたどり着くことはできないかもしれない。

家が建ってしまえば

この三角点も撤去されてしまうかもしれない。


だからといって

成功山への登頂を、僕はおススメしない。

なぜなら

不法侵入していることに間違いはないのだから。



必ず、登頂される場合は「許可申請」をされることを望みます。