地元再発見! 大田原市宇田川・「191メートル無名峰」に登る①

前回の「富士山」とともに登りたかった山がある。

1月22日。

栃木県大田原市は前日の雪も残る、

風の吹く寒い日に

僕はまた出かけた。


自宅から近い「大田原市宇田川」。

ここに

国土地理院発行の、25000/1地形図にも掲載されている山がある。

三角点標高191メートル。

山の東側には南北に走る道があって

何度往来したかわからないくらいの超地元。

当然、この山も目についていた。


けれど、いままでは完全にスルー。

登ろう、とも思わなかったし

登れる、とも思わなかった。


この山を意識したのは昨年のこと。

山登りをされている方のブログに紹介されていたものを見たから、である。

ただ残念なのは

「情報」が少ないこと。

登りたいけど、写真2枚くらいでは入口がわからない。


結局3回も

僕は現地に足を運んだ。

1回目は日没時間切れ。

2回目は雪による装備不十分。

そして3回目。

「宇田川小学校の北西・・・」

このブログ方のの記述には誤りがあった。

だから場所を特定するのに時間を要した。

事前に国土地理院の地形図で確認。

有力な地元の情報は、なかなか人が見つからず「聞き取り」は断念。

でも

雪山装備にて

山の周囲を歩いてみることにした。

宇田川小学校を北に進むと、すぐ左に小高い丘が現れる。

ななめ左の砂利道に入る。

山の斜面には墓地があり、手前下の「六地蔵」さまのそぼの空き地にクルマを停めた。

墓地の左側に、山を囲むようにあぜ道が北へ続く。

途中、17号ポンプが見えたら右のあぜに入る。

すると、すぐ左の林の中に「登山道」が現れた。

人の往来があるらしく

道はしっかりしていた。

登山道の右手は急な崖。

徐々に登っていることがわかる。

2箇所ほど倒木もあった。

今回はトレッキングシューズなので

道なき林のなかをまたがって進む。

メキメキと枝が折れる音にビビル(笑)

時間は計っていなかったが

およそ10分くらいで山頂部分の開かれた場所に着く。

石祠がぽつんと立っているが

ここは無名峰。

名前がない、だけに山頂の印はなのもなかった。


だが唯一、ここには「三角点」がある。

参考にした方はブログで「北西の少し下がった場所」と記述。

GPSがないので推定で周囲を歩き回る。

北側には残雪が吹き付けられて残っていた。

気温は低い。

歩きにくい山中なので体は熱く息が荒くなる。

一向に三角点は見つからない。

狭いエリアではあるが10分歩き回ると、さすがにつらい。

山頂付近からの北側の様子。

中央に「大田原市の富士山」の南端が見える。


結局、山頂では三角点を見つけることができず

いったん打ち切り。

下山することに。


もちろん、あきらめられない僕は

クルマに戻り

対応を考えることになった。

続く