小学校以来の・・・   冬季閉鎖前に、行ってみたよ「沼原湿原」なす! ② 2011.09.24

砂の輝きは

その答えを見出せなかったけれど

それはどうでもいいことであった。


一人では気にならなかった「砂の輝き」を

二人で想像を膨らませたこと

それに意味があった。


そう

それだけでよかった。

道はやがて登山道のような獣道になる。

「山」ではないが軽装で歩いている自身が不思議な感じがする。

クマさんはこの実を食べるのだろうか?


エサが少ないと


クマさんは野にまでやってきてしまう。


決して人間は「悪さ」をしてはならない。


長く下ると

ようやく湿原を周回する木道にたどりつく。


人の手が加えられ

整然と森は緑を発していた。


「ものは心で見る。肝心なことは目では見えない」by サンテクジュべり〜星の王子様〜

何か見えましたか?

那須連山の西に隣接するだけに

この湿原が登山道に組み込まれているコースがある。

ここから三斗小屋宿跡に向かう登山道が延びていた。

まだ僕はこの先を歩いたことはない。

クマやスズメバチがこれからは気をつけなくてはならない。

今回はもちろん行けないが


経験者の方と一緒に一度は歩いてみたい気がする。

森の中。

あたりは木漏れ日も入らず

晴れているのに

薄暗い。


一瞬だけ開けて見える青い空も

森に溶け込んでしまっているようだ。

森を抜け

陽のあたる湿原が現れた。

エゾリンドウ。

この実はなに?


さんさんと降り注ぐ太陽も

済みきった水面に散らばると

宝石になる。

沼原。

そこは

小さな

小さな湿原であるけれど


大きな

大きな草原にも見えた。



おなかはちょっとすいたけど


この道を


ゆっくり歩こう。