西那須野・気になる史跡めぐり① 槻沢地区
国道4号線「西富山(にしとみやま)」交差点を起点に大規模農道・通称ライスラインがある。
1キロほど進んだ左手にわずか2台分の駐車スペースがポツンとある。
前から気にはなっていたが、周囲に建物はなく、なかなか立ち寄るきかっけがつかめなかった。
2月の風はまだ冷たい。
けれど、行くしかない・・・
時間もあったので、休日の昼下がり、一人クルマを止めた。
津室川湧水。
地元でも初めて聞く名前であった。
道路から眺めてみる。
水量はまずまずの様子。
遊歩道が整備され、小川は弧を描いて緩やかな流れとなっていた。
もっと温かくなると昆虫も多くみられるかもしれない。
水の多い小川は林の奥に進んでいってしまうので、その先を伺うことはできない。
木道はもう一つの枯れた川沿いを進む。(手すり右が枯れている川)
木道の先端は行き止まりだった。
ちなみにこの「津室川湧水」は、いくつもの地下水を1箇所に集めて、「集水管」という地中にある水道管から地上に湧水させる珍しい人工湧水である。
戦時中は工業用水として
現在は農業用水として利用されているという。
写真右にある丸い穴が「集水管」の湧水口である。
なお、1月から5月ころまでは水が枯れてしまうと案内板には書いてあった。
4月には「ヤマブキ」が見ごろを迎えるそうなので、またそのころ歩いてみようかな。
・・・ところで写真に映っているのは誰?