2010 第23回大田原マラソン観戦記

11月23日(祝)。この日は朝からあいにくの雨。

大会は続行されても応援はなかなか厳しいものと思われていた。

天気も悪い。せっかくの休日休み、家でゆっくりと考えていた。

けど、ラジオからスタート前の現地リポートが聴こえる・・・

「まぁ、ウォーキング程度に行ってみよーか」

初めはクルマで駐車場を探したが

選手が続々到着していて周辺は大渋滞。

いったん家に戻り、数キロの道のりを傘を差しながら歩いてみた。



沿道は警察官が交通規制をはじめていて、にわかに大会の熱が感じられる。



雨のスタート地点・市営陸上競技場に到着。

雨、とあって観戦者よりもウォームアップするランナーのほうが多く感じた。

この先ではすでに「車イスマラソン」がスタートしていて、まもなくトップランナーが帰ってきた。


フルマラソンのランナーたちが陸上競技場内でウォームアップ開始。
スタート10分前の様子。

約4000人の「晴れ男・晴れ女」がいたらしく、雨が止んでくれた。


そして10時40分スタートの瞬間。

風は冷たく、走る方も応援する側も持久戦である。


陸上競技場の背中側には市営交通公園があり、地域名産品やスポーツグッズが販売されていて、「恒例の」なめこ汁サービスをいただく。

なお、ランナー優先のサービスため、一般の方はスタート後・到着前に並ぶのがおススメ。


フルマラソンは2時間を過ぎないと戻ってこないためスタート地点を離れてみる。

雨は止んだが、風はまだ冷たい。

約1キロほど歩いていたら10キロの部のランナーの先頭に遭遇。

最後の1人ががんばる姿まで沿道で、その長い波に声援を送る。

そして40キロ地点に歩いて到着。

写真は地元ラジオ局「栃木放送」の中継リポーターの背中。

選手が走り抜けると、私の隣で寒さをこらえながらの実況をしてました。


40キロ地点にトップランナーとともにやってきた広報車。

2時間10分台での通過である。


40キロ地点を走り抜けるランナーたち。

大田原マラソンはここに来るまでに3箇所の「時間制限ポイント」があり、すべてのランナーたちがここまでたどり着くことができない。


私はフルマラソンに参加したことはない。

ただ、過去に自転車で知人ランナーを追走したことがある。

とても長く、とてもつらい。

だからこそ、走っている人・ひとり一人の表情をみるだけで、熱く込み上げるものがある。

時間で切られた人が、2車線道路の片方で走り続けるランナーを「選手収容バス」から無念そうに眺める光景。。。

ノボリを掲げ、今か今かと仲間が戻ってくるのを待つ関係者。

生中継のラジオを聴きながら、すべてのランナーに声援を送る沿道の住民。。。

ドリンクステーションでエントリー番号を確認しながらの手渡し。


すべての人が主役になれる時。

私が「山歩き」をする後押しをしてくれたイベント・大田原マラソン

コンディションが悪く、沿道の応援は気持ち少ない印象は見られたものの、参加されたすべてのランナーに対して、地元の人間として「ありがとう」と言いたい。

そして

来年もまた大田原マラソンでお会いしましょう!