塩原・滝とつり橋コースでトレッキング

まだまだ暑い日が続きますが、夏でも清涼感のあるであろうコースを今回はピックアップして歩いてみました。

スタートはここです↓

国道400号線・新しいトンネル掘削工事中の手前左側にある「蟇石(がまいし)園地」です。ここに駐車場とトイレ・休憩所があり、階段を下るといよいよ森の中のトレッキングコースとなります。「急坂コース」と「緩やかコース」がありますので今回は急坂コースから下ります。


回顧のつり橋、「みかえりのつりばし」。振り返ると美しい滝が見えるからだろうか。
スタートから5分でたどりつく。たいていの観光客はこのつり橋で折り返して帰ってしまう。この日はお客さんはまばらで、先に行く者は見当たらなかった。


つり橋を渡りきり、分岐点を右に歩くと「回顧の滝」が見られるデッキがある。いまの時期は深緑が生い茂り、滝を写すポジションは限られてくるが、葉の落ちる紅葉の季節になると、それはそれは最高の景色となる。


展望デッキを戻り、つり橋と反対側の山道を登り5分くらい進むと、高台の林の間から回顧の滝が幾分か近くに見える。


さすが塩原。観光地とあって、トレッキングコースはよく整備されている。
ただ、中間にある展望台の眺望はあまりよくない。
ポツンと木製ベンチが設置されているだけである。


スタートしておよそ1時間ちょっとで「留春(りゅうしゅん)のつり橋」に到着。
このつり橋は両端が階段になっている珍しい構造。
もちろん、つり橋なので揺れるから不思議です。

川面はエメラルドグリーンに溶け込んでいて、とても神秘的な渓谷美が楽しめます。
そして・・・

つり橋を渡らずに、右のベンチに腰を下ろすと「留春の滝」が奥のほうに姿を現します。
ちょっとした岩を下ると滝つぼの水を手に取ることもできます。
マイナスイオンが放射されているような清涼感。いままでのアップダウンの疲れが一瞬で吹き飛びます。


ベンチで観光客の方の写真をお手伝いして、少しお話しをして・・・
スタートから1時間30分。距離にして約3.3キロを歩き、無事、国道400号猿岩トンネル脇の駐車場に到着。

10分の休憩後、実は国道を歩いて戻る予定でしたが・・・
トンネルが2箇所あり、交通量も多く、歩道がないことから・・・
ちょっと体力的に危なかったのですが・・・
泣く泣く戻ることにしました(笑)

留春コースからは上りが急登であることは「往路で下りが険しい」とわかっていたので、ハァハァと息を切らし、歩けば止まりの繰り返し。

途中、赤い大きなヘビはトグロを巻いてるは・・・

一見食べられそうな大きな毒キノコは生えてるは・・・

写真を撮る余裕がないくらい冷や汗のヘトヘトで進みます。


復路の回顧のつり橋から「ライバルのもみじ谷大つり橋」がちょこっと見えます(笑)

結局、ゴールは復路も約1時間30分で到着。

2つのつり橋と2つの滝を1度に見られる塩原自然遊歩道を歩いてきました。

ただ、このコースはガイドブックにも紹介されているとおり「体力に自身のない方はつり橋で折り返し」が無難です。

一部、枯れ沢・ガレ場・急坂がありますので雨上がりなどは特に装備がないと危険です。
レベルは中級だそうです。

なお、今回のデザートは帰りに手作りお弁当を食べたためにお休みです(笑)