猛暑のなかで

およそ1ヶ月半ぶりに帰ってきました。

体が弱くなってしまい、毎週のアウトドアを中断することになったのは、とてもつらいことでしたが、なんとか戻ってこられました。

復帰の第1弾は地元の山歩きです。

那須郡黒羽町・現在の栃木県大田原市
ここに「夜景のきれいな」スポットがある。

「御亭山」。「こてやさん」と読む。

国道461号線を茨城県方面に進むとクルマが進入できる登山口がある。

僕も何回もクルマでは山頂に来たことがあるが、今回はここは通らない。

つい先日知った「トレッキング用の登山道」があるからだ。


↑国道461号線黒羽田町を越え、大雄寺の入り口の坂下T字路を右折
すぐ橋を渡ってまた右折。
するとJA黒羽支所があるので、その手前の細い道を左折。
ちょっと坂を登ると左に空き地があり、ここが愛宕神社の駐車場。
ここから左斜め向かいにある石段が「愛宕神社と御亭山」の入り口となる。


鳥居をくぐり300段の石段を登り、左にゆくと愛宕神社がある。

今回は直進して御亭山を目指して歩く。時間は午前11時すぎ。

林の中を歩くので、赤いテープや赤いポールは、とても親切な目印となる。

歩いて20分くらいたった尾根の分かれ道で、進まない道の奥に何やらツガイの鳥が。
鳴かないし、飛ばないし、逃げない(笑)

じーっと、こちらを眺めている。

恐怖できなかったが、冷や汗・鳥肌ものだったことは言うまでもない。

望遠レンズなのではっきり見えるが実際はもっと小さいのでさらに恐怖。

刺激することなく、そのまま順路を進む。

路面は土の道で林に囲まれている。

途中、重機が入るような砂利道があったり
ササをかき分けて歩くような獣道であったり・・・

坂はとても緩やかであるが、片道6キロというのは・・・長いものですね。。。

およそ2時間たった午後1時、無事山頂に到着。見晴らしもよく、風が心地よい。

ただ・・・

日陰がないので、猛暑日には酷というところです。

車道に下りてすぐ、御亭山緑地公園がある。

冬の晴れた朝には「富士山」も拝めるという絶景。

今日は猛暑による熱霧であまり眺望はよくない。

期待していた売店もお休みなので、日陰でおにぎり休憩。

1時45分下山スタート。

右足の違和感、脱水症状、そしてササやぶの中で迷子。

赤いテープがなかったため、左折するポイントをそのまま直進。

やがて踏み跡がなくなり一時遭難。。。

「迷ったときは上に戻る」。

山の基本を思い出し、ぜいぜい言いながら約15度くらいのササヤブをかき分けて進む。

やがて、10分くらい歩くと・・・

右に大きな踏み跡発見。

かなりロスになったものの、無事、登山ルートに戻る。

その後快調に下るも・・・

最後は・・・

残り2キロを過ぎた時点で、分かれ道を誤り・・・

見たこともない集落裏手に「強制下山」。。。。

しかたなく、山に沿ったアスファルトの道を駐車場まで進む。

地図もないので、方向は「太陽」で推測。

道は山にそった道をなるべく進み、登山道に近いように歩く。

そんなこんなで下りは1時間45分たった、3時30分ころ到着。

くもの糸を幾重にもかき分け

蝉の声がさらなる暑苦しさを醸し出し

10センチくらいの大きなトンボにしばし呆然とし

クロアゲハ・キアゲハの群れに自然を感じ

蜂・蚊に悩まされ

足元の「サササッ」という姿無き追跡者に血の気が引く・・・


終わってみれば笑い話ですが

そのときの僕としては「動く幽霊屋敷」みたいなもので・・・

暑さと筋肉痛に耐えながらも

少しは冒険できたことを

うれしく思います。


決して2回目は行きたいとは思いませんし、残念ながらおススメはできない危険箇所があります。

ただ、一つでも学ぶものができたこと。

つぎに生かしたいと思います。

最後に今日のご褒美。

黒羽地区は月曜・火曜は定休日のお店が多く、よりたかったお店は休みでしたので・・・

大田原市市街地にある「夢果実」さんのシュークリーム(200円)を補給。

見てのとおり「白鳥」のような形が珍しい一品。

もうひとつ、「おやつプリン」(200円)も食べました。

もしお近くお出かけの際はどうぞ。