烏山で山歩き ④

続き。

12時33分

古本丸の下におりた。

森林の中

日差しは勢いがなくとも

まぶしく感じられた。


堀の右を進めば

下りになるが・・・

・・・


あくまでも堀、であって

そこには・・・

道がなかった。。。



城跡の下の道に出た。

写真の奥から

僕は下ってきた。


夕方歩けば

間違いなく遭難していただろう。


恐ろしい道を

進んでしまったものだ。



桜門の跡。

礎石が辛うじて残る。


ある意味

昔のままの風景かもしれないが

やはり

手つかずの状況はいただけない。


桜門跡から

南に進めば

城跡入口にショートカットで戻れる。


北に進むと

「十二曲がり」を下って

市街地にたどりつく。


とにかく

新しい道を

進んでみたいと思った。


城跡から200メートル。

またY字。

「左・東江神社」「右・十二曲がり」とある。


いかにも東江神社は「あさっての方向」に連れてゆかれそうなので

予定通り

右の、十二曲がりへ進む。


12時38分。

前に倒木。

もう

手入れはこの先、期待できないことは明らかだった。

・・・結論

「進んでも無駄」

・・・

ということで

「あきらめも肝心」

先ほどの「桜門跡」まで

戻ることにする。

12時45分。

城跡入口を通り

先の「筑紫山」からのY字路に。

右が筑紫山なので

今度は

左の「七曲り」を進む。



右上から左下へ進んでいる。

七曲り、は

太陽にほえろ」とは関係なく

「七つのカーブがある」という意味。


いろは坂が48カーブならば

七曲りは

7つのカーブ、そのまんまである。



砂防ダムが見えたかと思えば

再び倒木が道をふさぐ。


竹林のなかを

家の見える方向へ歩くと

12時52分。

「寿亀山神社」の入口にたどり着いた。


12時54分。

無事、下界に。


南に歩けば

市役所に着く。


それにしても

十二曲がりの

その先が気になる。


廃道ならば

なおさら、である。

終わり。