GWの過ごし方 「日光いろは坂を歩いて登ってみた」その壱 2011.05.03
もう1年も前からやってみたい、って思ってた。
震災が起きて、その目標さえ消えてしまうかと思われた。
だがみんなに話をしたら快く応援してくれた。
いままで「事後報告」ばかりだったブログ。
今回はいろんなことがあって事前に告知をして当日を迎えた。
過去に「日光いろは坂」を歩いて登った、という方のブログを参考にした。
「登りは5時間」・・・
およそ10キロ。果たしてリタイアすることなく登りきれるだろうか。
不安のままの準備。
スタートを6時、ゴールを昼と設定した。
なので現地には暗闇のなかクルマを走らせた。
3時19分(デジカメ内蔵時計時刻)
東北道・矢板北PA近くの様子。すでに下り線は多くのクルマが列を成していた。
日光市細尾町到着。車載時計が4時44分を記録したときの現地の気温は「4℃」でした。とても風が冷たい。
車内で毛布にくるまり、出発を待つ。
このときに防寒対策の甘さを痛感。リタイアしてしまうのでは・・・という不安がよぎる。
6時06分。
馬返パーキングを出発。
前に「下り専用・第1いろは坂」がある。
上り専用第2いろは坂は左にカーブしている。
6時08分。
「いろは坂」のスタート。2車線あるが「一方通行」である。
※なので逆走禁止を繰り返し強調しています※
6時16分。
①カーブ「い」を通過。
果たして48カーブまで立ち会うことができるのでしょうか・・・
下からアクセル全開にしたクルマたちが大きな音を立てて突っ走ってゆきます。
当然ながらすれ違う人などいません。
僕は「ひとり実況中継」をつぶやきながら朝陽を浴びて、ゆっくり進みます。
カーブはまだ③「は」のあたり。
7時30分。
⑰カーブ「れ」付近から眼下を眺める。
いままで歩いてきた「くねくね道」がよく見える。
7時34分。
最初の展望地「黒髪平」に到着。
海抜1,173m。先ほどの「⑰れ」のすぐ近くにある。
歩いていることもあり、暖かくなる。風は吹いていないので時折暑いと感じることも。
7時44分。
山陰に「残雪」を発見。
新緑を期待していたが、木々はまだ殺伐とした雰囲気である。
7時54分。
第2いろは坂最後のカーブ「⑳ね」を通過。
もう少しで「明智平ドライブイン」に到達である。
上りは5時間を予定していたが、この時点で7割を2時間で歩いている。
目標の「中禅寺温泉」にはかなり早い時間にたどり着きそうだ。
このとき「下りも歩けるかも」との余裕ができた。
足も痛くない。
コンディションは極めて良好。
ひとりなのに優越感からか笑みが出る。
いろは坂を体感している。
クルマでは味わえない風景が見える。
歩道がなく危険であるが、思う存分、その風景を目に焼き付けた。
そして思った。
「来てよかった」と・・・
続く