2013年3月9日の一瞬

さくら市お丸山公園。

荒川に面する南側は

震災と、その後の台風により崩落。

2年ぶりに避難勧告が解除され

今月、住民が戻ってきた。


いまだお丸山は立ち入ることができず

今年も城跡でのお花見はできないが


あわてることはない。

安全に

再び歩けることを願って

我々は見守ってゆくだけである。


喜連川スカイタワーと

スカイエレベーターは

もう利用することはできないけれど


喜連川をきっと忘れない。

震災を忘れないためにも。





馬頭公園の展望台に登ったら

木になにかがいっぱいついていた。


オフホワイトやブラウンが多い、この季節。

同色系でわかりにくい風景の中に

歩くことで気づくことがある。

知らないことばかり。


外へ出よう。

さぁ、歩こう。。。




川の上空に

明らかにカラスではない

悠々と飛来する鳥がいる。


蛇尾川でも見た

いや

那珂川でも。


正体は「とんび」だった。


エサを見つけると

急転直下。


その瞬間を

クルマに隠れて

かなり近い場所で眺めていた。



写真家との違い。

その一瞬に・・・


シャッターが押せない。。。





黒羽・大宿街道。

桜並木がきれいな名所。


だれも気にはならないが

サクラの樹木には

自然界の

生存競争が


静かに火花を散らしていた。


弱体化したサクラに

増殖するコフキサルノコシカケ


それを

喰う。

喰う。

喰う。


枯死したのかもしれない

相手が何者かも

わからない。


だが

戦いは

ひとまず終わったようだ。




那須町・芦野「歴史探訪館」。

この庭の竹が

僕は好きだ。


青空の下

緑は

さらに引き立っていた。


ここに

梅の花が加わると

・・・

うーん

その座を奪われてしまうのは

惜しいけど。。。



黒磯公園で

森林組合さんが薬剤の注入をしていた。


サクラの木の手入れは

害虫対策が欠かせない。


黒磯公園は

病気の枝の伐採などを

きっちり行っているようで


木々がとても生き生きしているものが多い。


「さくら切るバカ」という言葉を

ずっと信じてきたが

実は

専門家いわく

「適宜、剪定は必要」とのことだ。


公園の桜は

移植樹が多く

排気ガスなどの影響によって

免疫力は弱い。


せっかくの

長寿木を

伐採することなく


市民のシンボルとして

守ってくださることを

心から感謝したい。



大田原市。龍城公園。

山城のてっぺんを歩いていたら

低空飛行の防災ヘリに遭遇。


背後から飛んできたので

収めただけ

今回はいいか。。。





大田原神社側の「龍頭公園」と

城跡の「龍城公園」を結ぶ橋。

震災で破損して

昨年のお花見シーズンまでは

渡ることができなかった。


3年ぶりに渡る。

橋の下には

名物の「たいやき屋」もあります。


なんとなく

懐かしい風景が戻ってきた。


歩こう、また。







那須塩原市の烏が森公園の池。

1羽だけ

ボスのように見えた。


始めは近づくと逃げていたが

桟橋のかたすみで見かけたとき

ボスはもう

逃げる気力を失っていた。


わずか1メートル先。

触れたカモしれないが

つつかれたら

いやカモ。





長峰公園の芝生は

除染作業により

すべてはぎ取られていた。


立ち入り禁止とは物々しいが

花見のシーズンには

開放されるだろうか。


ちなみに

長峰公園でいう「花見」とは

サクラではなくツツジを指すらしい。