烏山で山歩き ①

2013年

初めてのウォーキングに選んだ場所は

那須烏山市」だった。


「登山」ではなく

小高い山を制覇する

「山歩き」である。


前に

路面凍結で

歩くことを断念した場所。


それは

那須烏山市役所の

すぐ後ろにある。


那珂川の東

八雲神社の裏手に

登山口はあった。


毘沙門山。

初めて聞く名前だったが

どんな光景が見られるのか

とても楽しみである。

階段。

那須周辺の階段は

あまりにも段数が少なく

「手ごたえ感」がない。


ここは

ぱっとみて

なにか

その「手ごたえ感」が感じられる。


軽装で来てしまったが

もう引き返せない。

まぁ

遭難だけはしないよう

警戒だけはする。

なにやら砲弾のような碑が立つ。


説明があるが

あまり理解はできなかった。


マロニエ並木道。

竹林の前に、である。


深緑の季節になると

竹の緑にかき消されて

この石碑を

確かめることはかなり難しくなることと思われる。


微妙な設置だ。

予想通り

階段は

さらに続いていた。


一人

テンションが上がる。

しかし


今の時期

歩く人影はない。


風に揺れる草木の

サラサラ・・・という音が


隠れた獣のように

静かに聞こえる。


相変わらず

恐怖感に

足早になる自分がいた。


威嚇するような

重低音の虫の鳴き声が

草むらから聞こえると


もう・・・

それはそれは・・・


・・・

尾根をずっと歩いているが

下界の眺望はよろしくない。


バイクの爆音など

下界の音はよく届くが

密林の向こうに

なにも見ることはできない。

先に

何か見えてきた。

頂上だろうか?

ここまで

400段。


久しぶりの

充実感。


多少

息は荒い。

何かの施設跡らしく

改めて

階段を登る。


展望台は

もうすぐ。

毘沙門山、頂上。


展望台は低いようだ。

※きっと電線がある関係で、高くできなかったものと推定される※


標高190メートル。

決して高い、とは言えないが


近隣では見かけない階段数は

レーニングに最適(笑)


まだ

この先にあるようなので

ひとまずは

ここで

休憩とする。


続く